秋の尾道・しまなみ海道、浪漫と絶景の旅「因島と瀬戸田町」を満喫

(浄土寺山門)

転法輪山浄土寺は、616年聖徳太子が創建したと伝えられる真言宗泉湧寺派大本山の寺院です。奥の院から見下ろす尾道水道の風景は、ひと時の休息を感じ、心の洗濯ができました。

山門をくぐると正面に本堂があり、右手には多宝塔が建つ。境内には多くの国宝や重要文化財が建ち並んでいます。

(本堂)

(多宝塔)

(白滝山荘)

今日は因島の白滝山荘に宿泊。建物は、アメリカ人ヴォーリズが宣教師のために建てたといわれる住居で、有形文化財となっています。因島の名刹「五百羅漢」がある白滝山の麓に建つ、静かでとても落ち着けるペンションでした。食事は、瀬戸内海の魚を中心とした日本料理で、宿の自慢のおもてなしとなっています。残念ながら夜の食事は、食べ損ねましたが次回には夕食目当てに泊ってみたいと思います。朝食はしっかりといただきました。

白滝山荘の朝食

ペンション白滝山荘から見上げる標高226メートルの白滝山は昔、修験者の修行の場であったといわれています。永禄12年(1569年)因島村上水軍の村上吉充が瀬戸内海の見張り所としてこの地に観音堂を建立したといわれています。その後、江戸時代後期に豪商柏原伝六が、神道・儒教・仏教・基督教の共通理念を基礎とした「一観教」を開き、弟子たちと石像群の五百羅漢の石仏を造ったといわれています。大小約700体の石像群が並び、展望台からは360度、瀬戸内海の大パノラマは因島随一の絶景です。この眺望の素晴らしさに、歌人吉井勇は「白滝の山に登れば眼路広し、島あれば海、海みあれば島」と詠んでいます。        尾道市因島重井町1233番地

「耕三寺」は、尾道市瀬戸田町にある浄土真宗本願寺派の仏教寺院。その華やかさから「西の日光」ともいわれています。元実業家の耕三寺耕三氏が母の菩提寺として、約30年の月日をかけて建立したお寺です。

境内にある「地獄の世界」はコロナ感染症のため見学できませんでした。

「未来心の丘」は広さ5000㎡、イタリア・カッラーラで採掘した大理石をコンテナ船で運んできた大理石の庭園です。彫刻家「杭谷一東氏」が手掛けた作品です。

「観光・尾道ラーメン・因島お好み焼き」と、一日では廻りきれない見どころ満載のしまなみ海道でした。

ではまた次回お会いしましょう。