京都法住寺の「身代不動明王」と「後白河法皇・忠臣蔵・サザエさん」

(法住寺山門)

法住寺は、平安時代に藤原為光によって創設されました。その後、皇位を退かれた後白河法皇が「院の御所」としたことで「法住寺殿」と呼ばれました。本尊は「身代不動明王像」、また「身代わりさん」と呼ばれ篤く信奉されています。

この「身代わりさん」と呼ばれる由来は、皇位を巡り敵方の木曽義仲が後白河法皇を襲撃した法住寺合戦で、命を奪われる寸前に不動明王が救ったという伝説から、不動明王は「身代わりさん」として篤く信奉されています。

(法住寺本堂)

また、忠臣蔵で有名な大石蔵助が、討ち入りの成就を「法住寺不動明王」に祈願したと伝わっています。

「サザエさん」の作者・長谷川町子さんも京都の法住寺辺りの風景が好きで、法住寺と親交を深めるようになり、現在では長谷川町子さんの菩提樹となっています。

(御陵正門)   拝観無料

アクセス  京都市東山区三十三間堂廻り町

京阪電鉄 七条駅下車 徒歩約10分

市バス 博物館三十三間堂前下車 徒歩10分

ではまた次回お会いしましょう。